ニューヨーク市はトランス脂肪酸を含む油脂の使用を禁止しました。米国ばかりではなく、欧州でもトランス脂肪酸の規制が進んでいます。一方、厚生労働省はバランスよく食事をするかどうかの問題であり、今のところ、商品に成分表示をしたり、外食産業に使用規制す必要はないとしています。いたずらに恐れる必要はありませんが、トランス脂肪酸のことを正しく理解し、自らと家族を守る必要があります。

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食品安全委員会のトランス脂肪酸調査

食品安全委員会とは科学的知見に基づき客観的かつ中立公正に食品のリスク評価を行う内閣府の機関です。この食品安全委員会が国内で流通している食品中のトランス脂肪酸含有量および日本におけるトランス脂肪酸の摂取状況を調査し、トランス脂肪酸の規制に関する答申をしています。

日本におけるトランス脂肪酸を含む食品とその含有量

トランス脂肪酸の含まれる食品と含有量

2006年度に食品安全委員会が実施した国内に流通している食品386検体のトランス脂肪酸の含有量の調査結果は、主な食品については右表の通りです。
ショートニング、マーガリンといった水素添加した硬化油がダントツでトランス脂肪酸の含有量が多く、次いでクリーム類、バター、ビスケットが続きます。バターは天然のトランス脂肪酸を含むのでしたね。こう並べて見ると、和食の食材ってまったくないですね。いかに欧米の食事がトランス脂肪酸という面で見てもリスキーかが明らかです。

日本におけるトランス脂肪酸の摂取量

食品安全委員会は、日本におけるトランス脂肪酸の摂取量を2通りの方法で推計しています。WHO/FAO合同専門家会合はトランス脂肪酸の摂取量を総エネルギー摂取量の1%未満にすべきと推奨しています。
食品安全委員会のトランス脂肪酸の摂取推計は下記の通りです。
 ・食用加工油脂の国内の生産量から推計(1998年):平均 1.56g(摂取熱量の0.7%)
 ・食用加工油脂の国内の生産量から推計(2006年):平均 1.30g(摂取熱量の0.6%)
 ・2004年度食品群別摂取量で積上げ推計(2006年):平均 0.7g(摂取熱量の0.3%)

この調査結果から、食品安全委員会は我が国における1日当たりの平均的なトランス脂肪酸摂取量は、比較的少ないと結論しています。
ただ、2006年度の食用加工油脂の国内生産量から推計した1日当たりのトランス脂肪酸摂取量が平均1.3g(摂取熱量の0.6%)であり、積上げ推計値と比較すると倍も高い数値となっています。生産された食用加工油脂の半分が廃棄されたとは思えませんので、この差はとても気になります。これは日本人のトランス脂肪酸の摂取量平均値は 0.7g(0.3%)でも、もっと大量に加工油脂を摂取している人たちがいる、ということを示唆しています。
食品安全委員会の答申も、脂肪の多い菓子類や食品の食べ過ぎなど偏った食事をしている場合の個人差は考慮されていませんと結んでいます。

日本におけるトランス脂肪酸の摂取源となる食品内訳

トランス脂肪酸の摂取源となる食品内訳

このグラフは"2004年度食品群別摂取量で積上げ推計(2006年)"の内訳です。天然由来のものが25%、硬化油と精製植物油が合わせて75%を占めています。
やはり人工的な油がトランス脂肪酸のリスクの3/4を占めていることが分かります。
私たちは油脂を選んで食事をしないといけないということですね。
トランス脂肪酸を含む油脂を改めて掲げます。

ショートニング:洋菓子だけでなく、マクドナルドなど外食産業の揚げ油に広く利用
マーガリン:菓子パンやスナック菓子にも使われているので注意
パーム油:外食産業の揚げ油に広く利用。即席めんにも
健康エコナ:コレステロールが増えないといわれるが、トランス脂肪酸を多く含む
・ラード、牛脂


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